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感じたことの原石

浅き夢見し

源氏物語が好きなわたしです。源氏物語といえば、現代語訳が「浅き夢見し」と付けられて出版されていたりしますね

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浅き夢見しって、日本語のあいうえおの全文字が詰まっているこれです。

いろはにほへとちりぬるを、わかよたれそつねならむ、うゐのおくやまけふこえて、あさきゆめみしゑひもせす

 

色は匂へと散りぬるを、我が世たれぞ常ならむ、有為の奥山今日越えて、浅き夢見し酔いもせず

 

あいうえおで文章作るなんて昔の人はよく思いついたなあ、なんて感心する。

 

人って眠ると、夢を見るじゃないですか。あれってなんでなんだろうなあ、と。

 

源氏物語の時代には、夢に意中の人が出てきたら、それは相手も自分のことを想っている証拠だとか。予知夢を見れる「夢見の姫巫女」なんてのもあったらしい。

 

でもさ、眠るときというのは脳を休めるわけだから、ただただ思考がシャットアウトされる機能だけでも充分だと思うんだよね。

 

だから、夢まで見なくていい。

 

夢を見ることの仕組みは解明されているけど、その機能がある必要性ってなんだろう。ただ思考がシャットアウトされたほうが効率的じゃない?