洗脳は難しいことじゃない
駅を降りた道、すぐにマクドナルドの看板が見える。
実際に感じるわけではないのに、あの揚げたてのポテトやナゲットの匂いがした気がする、お腹を空かせた夕飯時の帰宅時間。
家には夕飯用のお豆腐や大根が待っているというのに、無性に食べたくて仕方がなくなる。あのマクドナルドを。
これはマクドナルドの戦略に基づいた幼少期からの洗脳によるものだと、分かってはいる。マクドナルド理論。
それでも、食べたい、食べたい、食べたい。
マクドナルドのジャンキーな味は、中毒性が非常に高い商品として作られていて、幼少期に味あわせることで大人になってもマクドナルドを自主的に購入するようにする。
知っている人も多いと思うけど、マクドナルドユーザー製造のための長期的戦略なのだ。
大人になったマクドナルドユーザーは、子供にハッピーセットを買い与える。子供はまた大きくなると、その子供に。友達と。同僚と。永続的に。
ちょっと、家で食べるカレーがなんだかんだ一番美味しいってやつに似ている気がしない?