得意と不得意
自分ができることと、できないことはどこかに、なにかしらに必ず出てくる。
自分と他人と、得意なことはまったく同じにはならない。
まったく同じように、世界に料理は得意な人ばかりになってしまったら、ご飯は美味しいかもしれない。けど、スマホやパソコンを作るのが得意な人は? 家を建てる人は?
みんな違うからそこが人間のすごいところだと思う。
だから、自分にとって当たり前にできることを他人ができないと、その他人を馬鹿にする、いじめるのってなんかなあと思うようになった。
私も、上司に対して「こんなにドジな私でもできるのに、この人はあれができない。これができない。この年齢になっていい大人なのに」とか偉そうなこと、思ってた。
誰に対してそんなことを考えていたんだろう。
視野が狭くなるのが怖い。
そんな大人になりたくないと強く思ったあの頃の気持ちを忘れたくない。