私はアホですと書いた名刺を持ち歩いている

眠たくて眠たくて震えています。もぎこです。

先日、30人ほどが集まるパーティーに参加したときのこと。

初めて会う人が過半数。そのなかで自己紹介をすると必ず、「名前」「仕事」を聞かれる。

営業とかしたくないなあという気持ちが前のめりにあって、仕事について、いつも自分からは話さない。

昨年の12月まで「保険の営業」の仕事に就いていたから。これを言うと反応は２つに別れ、大変だねえと同情か、「保険について相談している最中で／『あ、保険はもう入ってるから』」という保険の話は私は要りませんとブロック！

や！私も保険は入りたい人が必要なものに入ればいいと思ってるから！店舗に来店される方の話は仕事だから聞いてあげたいし解決できるものは解決してあげたいと思ってるよ！！？ 
でも今日はイベントを楽しみに来ただけで、私あなたに「保険の販売」しに来たなんて一言でも言いました？？？ 言ってないですよね。

相手のことを知らないから、自己紹介するときに「名前」「仕事」だけ話すと、深掘りできるのは仕事。だから仕事について触れるしかないんだよね。分かってる。

自己紹介の仕方については、こちらが悪いところもあって、そこはまだまだ改善が必要なんだなあと試行錯誤を繰り返していくよ。

でもね、相手の顔と声と名前、仕事の名称しか知らない状態で、「仕事」の話を深掘りしていって、その話はおもしろいかな？ 相手に興味湧く？ あなたの大切なお金を投資してまで、仕事の依頼や一緒に働きたいって思えるかい？

相手の人柄や仕事への熱量、実績、いろんなことを知っているAさんと、名前と仕事しか知らないBさん。どちらと仕事がしたいかい？

答えは言わずもがなだね。

もうすこし分かりやすいお話をしようか。

例えば、学校を思い浮べてみてほしい。新学期、入学したばかりで周りには多少知っている人もいたが、知らない人ばかりだ。

近くの席の人で6人グループの班を組んで、作業をしてくれー！先生の指示が出される。

「「初めまして！」」

名前とどこから通ってるのか、だけ話す。それで会話って進むかい？

そこに、
・好きな食べ物：カレー
・好きなスポーツ：バレーボール
・嫌いな科目：数学
・ハマってるもの：ぷよぷよテトリス
とかがあったら共通の話題ができあがる可能性はすこしでも上がらないかい？

そうしたら、相手だけじゃなくて、あなたも楽しくならないかな？ 

こういう会話を、営業のビジネスの基本として「アイスブレイク」って言うんだよ。

だから、初めから営業の話をしても相手のことを知らないし、目の前の相手を信用してもいいのか分からない。だから打ち解けるためにアイスブレイクは存在しているんだ。

初めまして。「名前」「仕事」を自己紹介。話すことがないから、仕事についての深掘。

そういえば、私に初対面で仕事の話を深掘りしてくる人は、たいてい相手も自分の仕事のの話ばかりをしてくる人だったっけ。その会話は楽しいかい？

そうやって得た名刺は、今後使うのかな。相手はあなたのことを覚えている？