正しさが を生み出す
社会とは、人と人が複数人、2人以上の人間がコミュニケーションを取りながら形成されるもの。
そのなかでは、そりゃみんな幸せでありたいけど、1人が好き勝手なことをして、他の人が我慢を強いられる状態はしんどい。
だから、道徳的な、ルールを、マナーを作って守りましょう なんてものが存在する。
その決まりごとを破る人は時に、「犯罪者」と呼ばれる。じゃあ悪いことをした人は、悪なのか? 悪はどこから生まれるのか。
悪は『正しさ』が生み出しているんだ。
と、と書いてある本を読んでいて、日常に当てはめた思考を楽しんでいる。
例えばあなたは会社員で、出勤時間が決まっている人は多いと思う。
でもさ、休みたいとき、ない?
電車が遅延すること、ない?
お腹が朝急に痛くなってトイレに駆け込むこと、ない?
朝起きたら熱を出していること、ない?
あるよね。それで遅刻したら、休んだら、申し訳ないと思うことや、許しが得られないときがある。
それってさ、あなたや許可を出す相手が、「会社員は体調も出勤時間も管理されているべきだ」という正しさを持っていて、そこから外れる人を勝手に【悪】だとしていないかな。
でも、熱だから風邪だと思って軽く考えてたら、子宮筋腫で、放置していたらガン化していたかもしれない私はそのまま我慢して会社に行き続けていたら死んでたんじゃないかな。
長期的にみたときに、その体の異変を放置していたら、それこそ私にとっての「悪」になっていたと思う。私が私をいじめる、私にとっての「悪者」になっていたと思う。
正しさが悪を生み出す