銃口を向けるということは、覚悟が必要だ
人を馬鹿にする。人を見下す。相手よりも優位に立ってマウントを取ろうとして、一体どんな意味があるのかな。
馬鹿にしたらなにかが手に入るのかい?
優秀であることは私たちが人間として生きる社会で、お金やらなんやら、生きるために必要な財産を手に入れることができるだろう。
でも優秀である人のその地位は、敬われる存在は、その人がそれまでに築き上げてきた経験や人望が素晴らしいから優秀なのだ。優秀だから、結果的に誰かの上に立っていたりするのだ。
誰かの上に立ってマウントを取ることが優秀である証ではない。
東京の一等地に高いビルが立ち並ぶ。
高いビルが建っていることが偉いのではなくて、高いビルを建てられるほどの財を築き上げたことがすごいのだ。それが借金まみれで無理して建っていたならば、ハリボテだ。
嘘だ。虚構だ。
そうやって人より上に立つことで、立っているつもりで、一体 自分のなにを守ろうとしているのかな。
猫が敵に対峙したときに、少しでも自分の身体を大きくみせて強そうに見せて、自分を守ろうとする行動に似ている。
私の好きなものを知らないことや、私に興味がないことはいいんだ。そんなのなんだっていい。自分の好きなものを好きであればいい。それ以外は無価値でいい。
でも、自分にとって無価値なものを馬鹿にするのは、私はだめだ。
それをしてしまったら、、、私もあなたの価値のあるものを、守ろうとしている小さなプライドを、傷つけてもいいのかい?
ドラクエ風にいうと、すべての魔法攻撃をそのまま相手に跳ね返す「マホカンタ」を使っているのと同じなのよ。
だからね
相手に銃口を向けるということは、自分にも銃口を向けられてもいいということ。
殺される覚悟があるのかい?